微生物発電で液晶時計が動く!
微生物燃料電池「マイクローブパワー」新発売のお知らせ
株式会社マウビックでは、2020年12月7日より微生物燃料電池「マイクローブパワー」の販売を開始いたします。
株式会社マウビックは、当社の燃料電池販売経験と国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)の研究成果(特許:第6429632号「微生物燃料電池用電極の製造方法」)を活かし、世界で初めての本格的な微生物燃料電池を開発いたしました。
土の中にいる微生物の力で発電し液晶時計が動かせます。
マイナス電極には農研機構の特許第6429632を使用した高出力な炎酸化ステンレスメッシュを採用しています。
このマイナス電極は、従来のカーボンフェルト電極に比べて発電力が向上する、材料費が安価等の利点があります。
教材として全国の学校、大学への販売及び環境・農業分野での実用化を目指しています。
微生物燃料電池とは?
地球上あらゆる地中や水中には、酸素を必要としない嫌気性微生物が住んでいます。シュワネラ(Shewanella)やジオバクター(Geobacter)に代表されるこれらの微生物は発電力が強く、ナノワイヤーと呼ばれる細い糸を電極につなげたり、電極に直接貼り付いて発電します。微生物燃料電池はこれらの微生物発電を手軽に利用出来る自然エネルギー電池です。
製品仕様概要
- ケース:アクリル製2槽式
- 電極:マイナス電極=炎酸化ステンレスメッシュ(農研機構特許)
- プラス電極=カーボンフェルト
- テストボード:電極接続回路及び電圧測定用抵抗搭載
- その他:デジタル液晶時計、手袋
- 出力:DC1~1.8V
- 重量:5kg(完成時)
日本語の詳しい解説がついていますので、どなたでも気軽にお使いいただけます。